脱税をすると、どうなる!?
Uber Eats配達パートナーはバイトではなく、個人事業主の扱いとなるため確定申告が必要です。
もし無申告のまま脱税すると数年後、巨額の税金を支払う羽目になり、逮捕されてしまいますよ。。
- 気軽に働けるUber Eatsは税務署の獲物にされている可能性大
- 期限厳守!遅れて提出してもペナルティー発生…
- 脱税すると自己破産どころか、捕まることもある重罪
ここから確定申告をしないことにおける代償について詳しく解説していきます。
Uber Eatsは特に脱税がバレやすい理由
Uber Eatsは他の個人事業主の人と比べて、何十倍も脱税がバレやすい環境にあります。
バレやすい最大の理由が、稼いだお金の入金経路にあります。
Uber Eatsの報酬は海外の銀行(ドイツ銀行)から送金され、各銀行口座に振り込まれる仕組みとなっています。
現時点ではドイツ銀行→Uber日本法人(Uber Portier Japan合同会社)からの送金に変更されています。
ただUber Eatsの本社がアメリカにあるため、海外との取引があることは確か。
仮に税務調査で銀行口座を調べられた場合、報酬が海外の銀行からとなるので、言い訳が通用にくいこと。したがってUber Eatsの配達パートナーであることが一瞬でバレてしまいます…
確定申告した内容が正しいかを税務署が調査をすること。
調査については「任意調査」と「強制調査」の2種類がある。
調査する時期は明確には決まっていませんが、税務署の人事異動が終わる7月以降に調べる傾向。※あくまで個人的な意見です
意外と多い「タレコミ発覚」について
脱税がバレるもう一つの要因として…
身内からの密告が多い!!
友人等から「〇〇さんがめちゃくちゃお金持ってるけど、税金とかちゃんと支払ってるのか?」
タレコミによる情報から税務署に目をつけられるケースも意外とあるようです。
さらに、Uber EatsではTwitter等SNSを駆使している配達パートナーも多いと思います。
私みたいに売り上げの報告をしていたり、特に顔出しをしている人は、間違いなく危険です…
確定申告をしないとどうなる?
では、確定申告をせずにそのまま放置しておくとどうなるのか?
まず確定申告は期限内の申告・納税が大前提の条件です!!
一日遅れただけでも罰則がつき、下記のペナルティーが課せられます…
それを理解したうえで、放置したことで起きる罰則について解説します。
無申告加算税
期限内に申告がなかった場合に課税されるペナルティー。
本来納める税額に対して…
- 〜50万円→ +15%加算
- 50万円〜→ +20%が加算
※ただし税務調査を受ける前に「期限後申告」を自主的にすると、無申告加算税の割合が5%に軽減されます。
また以下の2つの条件を満たせば、無申告加算税自体の適用も回避できることもあります。
回避条件
- 申告期限日の翌日〜1ヶ月以内に自主的に期限後申告をする
- 申告書を提出した日の前日から遡って、5年前までの期間において「無申告加算税」または「重加算税」を課せられなことがない+無申告加算税の不適用も受けたことがない
ともに該当している必要がある。
延滞税
期限までに税金を納付しなかった場合、延滞利息がついてしまいます。
これは納付が遅れれば遅れるほど、より重いペナルティーになってしまいますので要注意!
【延滞税の税率について】
納期限の翌日〜2か月以内は原則として年7.3%
納期限の翌日から2か月を経過した場合は年14.6%
重加算税
意図的に申告をしないなど、悪質な所得隠しに対して課せられる税金。
無申告で、かつ悪質と税務署が判断された場合…
一般納税額+35・40%加算‼︎
青色申告特別控除減額
ペナルティーは罰金だけではありません。
本来、青色申告をすると65万円の節税効果がありますが…
申告期限から一日でも遅れてしまうと、例え青色で申告したとしても、控除額が10万円までガタ落ちしてしまいます。
さらに2年連続で申告期限を遅れて提出すると、青色申告自体が出来なくなります。
しかも以降2年間は青色申告の申請すら不可で、白色申告一択になってしまいます。
白色申告になってしまうと…
控除額なしで税金高くなる
各種優遇制度が使えないなど…
金銭的な負担が大きく増えてしまうので、納付期限は厳守すること!
脱税すると逮捕されるぞ!
また故意に脱税をし、悪質と判断された場合は刑事罰に問われることがあります。
その際「脱税」「所得隠し」「申告漏れ」の3つの種類に分けられますが、それぞれ罰則内容が大きく異なります。
申告漏れとは
ある日の売上の書き忘れや計算ミスなどが原因。
意図的ではない(悪意がない)ことがポイント!
期限内に申告したものの本来納める税額より少なかった場合は「過少申告加算税」のペナルティーが課せられます。
配達パートナーを始めとした個人事業主が税金の支払いを怠った場合には「不納付加算税」も適用されます。
本来の納税金額よりも10%課税されてしまいます。
さらに全く税金を支払っていなかったり、確定申告自体を忘れていた場合は「無申告課算税」として(15〜20%)追加で課税されます。
ただ税務署から指摘される前に申告・納付をした場合は5%に軽減されますので、本当に放置だけはやめておけ!!
所得隠しとは
所得隠しとは、故意に所得を減らした額で申請する行為。申告漏れよりも悪質です。
当然これは虚偽の記載なのでアウト!!
所得隠しが認定された場合は申告漏れによるペナルティーに加えて「重加算税」が課せられます。
意図的に申告をしないなど…悪質な所得隠しに対して課せられる税金(ペナルティー)
無申告で、かつ悪質と税務署が判断した場合…
一般納税額+35〜40%加算した金額が請求される
より悪質性が高いため、課税額も高くなります。
脱税とは
所得隠しと罰則の内容は変わりませんが、
脱税は、隠している額が高額な場合に適応されることが多いです。
※高額と判断される明確な基準はありませんが、噂ではおおよそ1億円以上が目安??
【脱税した場合の罰則として…】
5 年以下の懲役
500 万円以下の罰金
またはその両方が課せられます。
格段に罰則が厳しくなります!!
脱税の恐ろしいところがその年に脱税をすれば、即逮捕!
ではなく、あえて数年間泳がせて延滞税の額を膨れあげてから捕まえることが多いです。
そうなると、バレたあとは一瞬で自己破産し、どん底になることは間違い無いでしょう。
そんな恐ろしい思いをしないためにも当たり前ではありますが、確定申告はめんどくさがらずにきっちりやりましょう!
仮に申告する必要がない人でも住民税の申告をする必要があるので忘れず手続きをしておきましょう!
まとめ
マイナンバー制度が導入されたことにより、近年は個々の収入の把握が容易になっています。
以前は確定申告を放置しても稼ぎが少なければバレにくいとの都市伝説もありました。
しかし状況は変化し、現在は個人番号を調べられれば、一瞬で分かってしまいます。。
もし指摘されると、何年も前まで遡られて未納を指摘→追加課税…
悪質な場合は刑事罰にもなりうることです。
配達と並行して作業するのは大変ですが、Uber Eatsで所得がある人は必ず確定申告をしましょう!