熱暴走は使用出来なくなるだけでなく、バッテリーの劣化や端末の寿命を早めるため死活問題です。
ストレスを増やさないためにもここではスマホだからこそ効果を発揮する、常温保冷剤を活用した冷却方法について解説します!
あえて常温保冷剤で冷却する理由
保冷剤には潜熱(せんねつ)と呼ばれる作用があります。
氷→水、水→氷になったりなど、液体→固体、固液→液体になる際に起きる熱エネルギーのこと。
熱エネルギーを活用してスマホから放たれる熱を保冷剤の成分によって冷ます。これによりスマホ内部の温度を下げてくれるわけです。
で、スマホの温度が下がったらまた保冷剤の成分によって固まる、という仕組み。
実際にITmedia NEWSでも常温保冷剤による冷却方法が紹介されています!
保冷剤だと家庭に眠っていることもあるかと思いますので、実質0円投資で熱問題を解決してくれる救世主アイテムです!!
Uber Eatsの配達で実践してみた
最初情報を知った時、私も半信半疑の状態でやってみることにしました。
検証時の天候は晴れ。最高気温35℃の猛暑で決行!
ただ立っているだけでも汗が吹き出すくらいの暑さです。
保冷剤は551の蓬莱でチルド豚まんを購入した際にもらった保冷剤を使用。スマホにジャストフィットします(笑)
最初から端末に当てた状態で配達しました。
開始から30分過ぎたあたりで熱のせいか画面の明るさが制限…
▲これでも一番画面が明るい設定…▲
場合によってはこのあとすぐに利用制限がかかるなど支障が現れるのですが、、
その後はなんとか頑張ってくれ、昼ピークの2.5時間の稼働では熱暴走による利用制限はならず。おかげで稼げました!
画面の明るさの制限はあったものの一定の効果は証明されました!
今回は常温保冷剤での実験を解説しています。
冷却するというよりも熱暴走を防ぐ(温度の上昇を抑える)と捉えておいてください。
またスマホのスペックや使用歴、天候によっては効果に差が生じる場合があります。
凍った保冷剤の冷却は絶対NG!
普通であれば、冷凍庫で保冷剤を凍らせてから、スマホに当てて冷却させると思いますが、凍った保冷剤の使用は自爆行為なんです。
保冷剤が凍った状態でスマホに当てると、端末内の温度が急激に低下します。
実は一気に下がることに大きな問題があります。
急激な温度変化が起きると、端末の内部が結露してしまいます。水浸し状態。
なので、最悪の場合は水没し故障するリスクがあります。
厄介なのが、内部から水没するので防水仕様のスマホも水没するリスクがあるんです。
スマホの防水機能の仕組みはあくまで外部から水が入らないように作っているのであって、内部のパーツ一つ一つに防水加工が施されているわけではないので、その点は誤解しないようにしましょう。
常温保冷剤でスマホを冷却させるベストな使い方
常温保冷剤はあくまで『熱暴走を防ぐこと』が最大の役目であるので、熱くなってから保冷剤を装着するのは手遅れです。
なので、あらかじめ稼働前に保冷剤をスマホに装着してから配達を始めるようにしましょう。
人間と同じで熱中症になってから体温を下げても、すぐに体調は回復しませんよね。。機械も同じで、熱くなる前にやるべきです!!
手帳ケースなど厚めのスマホカバーを付けたまま保冷剤を装着すると、破裂するおそれがあるので必ずケースから外して装着すること。
より効果を発揮させるためには、適時流水にさらしておくだけでも、冷却能力が維持されてより効果的です!
スマホ用の常温保冷剤も!
ご家庭に保冷剤がない場合は、Amazonでさまざまな種類の保冷剤が売っています!
溶け始める温度がそれぞれ異なりますので選ぶときは慎重に。
まとめ
繰り返しになりますが、急激な冷却は水没によって故障させる原因となります。
今回紹介した常温保冷剤は持続的に、かつゆっくりと熱を抑えていく安全な方法ですので、ぜひ試してみてください!
我々人間の熱対策はもちろんのこと。スマホの熱中症対策もしっかりとおこない、灼熱の夏場におもっきり稼ぎましょう!