青色申告の言葉は知ってるけど意味がまったくわからない。という方に向けて、青色申告の仕組みから特徴・手続きの方法まで…
基礎知識について詳しく紹介します。
- 青色申告=所得税の負担を減らせる申告方法
- 白色申告と比べて難しい。でも特典いっぱい!
- 最大で65万円も所得税が安くなる
そもそも青色申告ってなんじゃ?
青色申告とは、一種の確定申告の手段。
そもそも確定申告には「青色申告」と「白色申告」の2種類あります。
青色申告は、Uber Eatsを始めとした個人事業主の人が所得税の負担を減らせる制度です。
記帳等をきっちりとやれば様々なご褒美がもらえるため、国も推薦している確定申告方法です。
Uber Eatsを専業で始めるうえでは絶対青色で申告しておくべきです!
https://delivery-manual.com/kakuteisinkokutoha/
青色申告のメリット(配達パートナー向け)
ここではUber Eatsが関係する部分に特化して青色申告の特徴を解説します。
所得税が安くなる!
青色申告には特別控除(経費がプラスされる制度)があり、正しく記帳することで適用されます。
控除額としては10万円・65万円の2パターンあります。
- 10万円:単式簿記で記帳し、損益計算書を作成
- 65万円:複式簿記で記帳、損益計算書+賃借対照表を作成
65万円控除はめちゃくちゃお得ですが10万円控除に比べて記帳が複雑で難易度が高い。初心者は会計ソフトを利用すること強くおすすめします。。
赤字の繰越(純損失の繰越控除)が可能
その年の所得が赤字だった場合、翌年以降3年間にわたって各年分の所得税金額を差し引くことができます!
例)Uber Eats配達1年目が赤字→2年目が黒字なら所得税が安くなり負担軽減
Uber Eatsは仕入作業がないため、赤字になる人はほとんどいないとは思いますが、青色申告をすると万が一の救済にもなります!
30万円以下の消耗品が一括経費
白色申告の場合、少額減額償却資産(消耗品)を一括で経費にできる限度額が10万円までと決められています。
一方、青色申告の場合は一括経費として認められる額が30万円までに拡大。
青色にするだけで10万円以上の自転車・バイクを一括経費で落とせるのは有り難いです!
青色申告の特徴としては他にも、、
家族を従業員として雇っている場合、給与を経費として計上出来たりするなど美味しいところが目白押しです♪
青色申告の前に承認申請の提出が必要
『じゃあ青色申告お願いします!』と税務署に言っても、申告はできません。。
まず申告の権利を得るために青色申告承認申請書を用意し、提出する必要があります。
大前提として…
青色申告=事業所得・不動産所得等にのみ可能=Uber Eats配達パートナーは「事業所得」に当たるため
※副業の人については『雑所得』扱いとなり青色申告が不可なので要注意(そもそも副業は所得が少ないので確定申告自体必要ない人が多いかも?)
青色申請書の提出期限:青色申告をする対象の年の3/15まで(土日祝の場合は翌日まで)
※3/16以降の場合は初稼働から2ヶ月以内に提出
2年連続で期限後申告(3/15以降に確定申告書を提出)となった場合、青色申告の権限が取り消されるため要注意!期限厳守絶対!!※1回まではセーフ
ちなみに…
青色申告の申請書は毎年毎年提出する必要はなく、一度提出すれば廃業届を出すか、取り消し処分を受けるまで有効です。
また青色申告申請を出しても白色申告をすることも可能です。
税制改正で青色申告が変わる!
2018年の税制改正により、
2021年の確定申告より青色申告の特別控除額が65→55万円に減額されることが発表されました。。
ただし!電子申告(e-Tax)を利用するなど一定の要件を満たすと、これまで通り65万円控除が適用されます。今後最大限の控除を得るためには電子申告が必須!!
※10万円控除についてはこれまで通りで変更点はありません。
まとめ
他の色として白色申告(=正式名称ではない)もありますが、、
白色申告は控除が一切ないなどメリットとなる特典がありません。
節税したい!!安く抑えたい人は、迷わず青色申告にしておいたほうが圧倒的にお得です。
難しいと感じても最低限10万円のコースでも控除を適応させること。
Uber Eatsは収入が不安定なので税金は最低限に抑えたい!
余計な出費を減らして気楽に配達しましょう!!