バイクで配達を考えている人は全員気になるであろう駐禁対策について5つに厳選して紹介します。裏技的な方法もありますのでぜひ最後まで見ていただきたいです!
さらに後半では、違反した際のウーバー側の対応についても解説しています。
駐車禁止違反になる基準
そもそも駐禁の切符を切られてしまうのは「駐車禁止場所」「駐停車禁止場所」の2種類ありますが、駐車禁止場所に関しては5分以内であれば取締を回避してくれます。
駐停車違反(駐車禁止場所)
「道路交通法第45条」で規定されている駐車禁止場所としては以下の通りです。
- 駐車禁止の標識や標示がある場所
- 駐車場や車庫など、自動車専用の出入り口から3メートル以内
- 道路工事現場の側端(そくたん)から5メートル以内
- 消防用機械器具置き場や消防用防火水槽の道路に接している出入り口から5メートル以内
- 消火栓や指定消防水利の標識が設置されている場所、または消防用防火水槽の取り入れ口から5メートル以内
- 火災報知機から1メートル以内
駐停車違反の反則金・違反点数(駐車禁止場所)
車種 | 違反金 | 違反点数 |
普通車 | 10,000円 | 1点 |
二輪車 | 6,000円 | |
原付車 | 6,000円 |
駐停車違反(駐停車禁止場所)
こちらは駐車も停車もできない場所のため、違反すると罪が重くなってしまいます。
「道路交通法第46条」で規定されている駐車・停車が禁止場所としては以下の通りです。
- 駐停車禁止の標識や表示がある場所
- 軌道敷内
- トンネル内
- 交差点内と交差点の端から5メートル以内
- 道路の曲がり角から5メートル以内
- 坂の頂上付近、勾配の急な坂
- 横断歩道、自転車横断帯内とその端から5メートル以内
- 踏切内とその端から前後10メートル以内
- 安全地帯の左側とその前後10メートル以内
- バス、トローリーバス、路面電車の停留場所を表示する標示柱または標示板から10メートル以内
駐停車違反の反則金・違反点数(駐停車禁止場所)
車種 | 違反金 | 違反点数 |
普通車 | 12,000円 | 2点 |
二輪車 | 7,000円 | |
原付車 | 7,000円 |
それぞれ違反の基準は異なりますが「駐車禁止場所」についての基準さえクリアしていれば基本的に取締りの対象にはなりません。
公道すべてが駐禁の対象エリアではないことは覚えておきましょう。
この2つの看板がある場所は注意
ちなみに免許停止になる基準、免許停止処分の長さについては違反の内容によってそれぞれ異なります。
参考として・・
違反点数:6点〜14点(※過去3年の累積)
免許停止期間:30・60・90・120・150日の6種類のうちいずれか
バイク配達の駐車禁止対策5選
本題に入りましてここからは実際にバイク配達員が実践している駐禁対策について5つ紹介します。
中にはかなりマニアックなやり方もありますので是非参考にしてみてください!
私有地に停める
不法侵入などトラブルの原因になる危険があるので推奨はできませんが、明らかに取り締まられそうな場所に店舗や住宅がある場合は近くの建物の邪魔にならないところに停めておくのも手です。
例え目の前の公道が駐停車禁止場所であっても私有地に入っていれば取締ることはありません。
ただ長時間の駐輪だと私有地の持ち主から強制撤去されるリスクがありますのでご注意を。
交番に横付けする
裏技にしてもいいのか迷いますが、ピックアップするお店の近くに交番があれば、近くに駐輪するなど有効活用しましょう。
交番に用事があると認識しているのか、緑虫(=駐車監視員のこと)もスルーします。
実際に実践している配達員もおり、中には「5分だけ停めさせてください」と警察官に直接声掛けする猛者もいます(笑)
もちろん警察公認ではありませんが少しの時間であれば効果的かもしれません!
事前にお店に連絡する
待つ確率の多いお店であれば、到着後すぐに料理がピックアップできるか事前に確認するのも効果的。(キャンセル率の上昇はアカウント停止の原因になるため)
時間がかかる場合はゆっくり安全に移動できますしね!
駐禁リスクの高いお店を避ける
そもそも論として、駐禁を切らそうだと感じたお店は一切引き受けないのが確実です。
- 待ち時間が長い
- 駅周辺(特にターミナル駅)
- 車両が見えないお店(地下・複合施設)
複合施設内に加盟店がある場合は、駐輪場所の指定をすることがありますが一部では駐輪料金が必要なところもあります…
辿り着くまでに時間がかかりそうな店舗は基本的に避けるべきです。
ドライブレコーダーを付ける
キャンセルリストを作るにも限界がありますし、クエスト時にキャンセルをすれば、その後の依頼自体が減少する懸念があります。なのでドライブレコーダーを導入するのが最も確実でしょう。
直接目視するためにもスマホと連動しているタイプのものがおすすめ!
常時録画・スマホ確認可能カメラ
常時録画なら、いつでも確認ができますのでお店までの動線が長くても安心です。
他にも事故時や盗難時の重要な証拠にもなります。
仕事道具ですので絶対導入しておくべきです!
駐禁の反則金はウーバーが補償!?アカウント停止は?
もし駐禁の切符を切られた場合でも、当たり前ではありますが反則金は全額自己負担となります。ウーバー側からの補償は一切ありません。
ちなみに免許停止になった場合については、特にアカウントが停止するようなことはありません。(※違反の内容によってはアカウントが停止・凍結されることもあります)
雇用形態が個人事業主ですので自己解決・自己責任が基本です。
また駐輪場代についても補償はされませんが、業務中(お店やお客さんに指定された有料駐輪場)については経費となります。
確定申告まで領収書は無くさずに保管しておきましょう。
>>【Uber Eats】配達アカウント停止の種類【垢バン原因と解除方法】
>>Uber Eats(ウーバーイーツ)バイク配達でやってはいけないこと3選
まとめ
最後にチェック!
駐禁には「駐車禁止」「駐停車禁止」の2種類
駐禁リスクの高いお店の依頼は拒否!
違反しても、免停になってもウーバー側は一切助けてくれない…
自転車と比べると格段に楽なのは確かですが、精神面ではバイク配達が圧倒的に負担が大きい欠点でもあります。
専業で免許停止となると、収入機会がなくなる死活問題ですので、バイクで配達される方は十分に注意しましょうね。
https://delivery-manual.com/vehicle-entry/